【問題】91/117=7/9 の導きかた。
【模範回答】
➊ 91が何の倍数になるかを調べます。 ※ 91を ▢×△ の式に変形します。
91=70+21=7×10+7×3=7×(10+3) だから 91=7×13
117=90+27=9×10+9×3=9×(10+3) だから 117=9×13
❷ 与式の 91と 117を 13×7 と 13×9 の式に変形します。
与式=(13×7)/(13×9)
❸ 13で約分します。
与式=7/9
【ダメなやり方】
何の倍数になるのかを見極める為には、何の数で割れるかを調べる必要があります。ヤマ勘の数字で割り算を繰り返すと、焦りからミスや、タイムロスが予想されます。大きなタイムロスは失敗と同じことだと認識しましょう。例えば当てずっぽうで11や17の数で割り算を試みることは、タイムロスになり得るのではないかと思います。模範解答の式は、最初から13に気付くまでのプロセスです。
【対策】
➊ 数を掛け算の式に分解する為には、その数が何の倍数かを調べます。大きなタイムロスを避けるには、小さい数から割って調べましょう。
❷ 先ずは 91が何の倍数になるのかを調べます。91は偶数なので 2では割れないことから、偶数(2、4、6、8・・・)では割り切れないことが分かります。次に3(の倍数)でも割り切れないことが、91=3×10+1 から分かります。更に 5でも割り切れないことが、一桁の数が 5でも 0でもないことから分かります。結果として最初に割る数は 7になります。91÷7=13 ですので、91=7×13 となります。
❸ 次に 91/117 が約分できるかを調べる為に、117が何の倍数になるかのを調べます。117=70+47 に気付けば、 47は 7の倍数ではないことから 117も 7では割り切れないことが分かります。 そこで 117を 13で割ります。 答えが 9となるので、117=9×13 となります。よって 13で約分できることが分かります。
➍ 117の倍数を➊の方法で調べることもできます。117÷3=39。更に 39÷3=13 なので、117=3×3×13=9×13 となります。3の倍数の各桁の数字を足した数が3の倍数になることを知っていれば、最初に 3で割ることに着目することができます。
91と 117が 13の倍数であることは、13が 91と 117の公約数であることを理解しましょう。公約数とは共通の約数のことです。
【解説】
分数が答えになる時は、最も簡単な分数で表します。例えば 1/2が答えとなる場合、2/4では値は同じでも不正解になります。2/4は、計算式としての分数である為、答えにはならないことを理解しましょう。正解を得るためには約分の知識が必要です。その為には、ある程度の倍数を覚える必要があります。つまり数字を見ただけで、これが何の倍数であるかを知っている状態にすることです。この知識は受験において大変有利になります。掛け算九九の範囲を少し増やすイメージで覚えましょう。
難関中学を目指す場合は、以下の倍数を覚えましょう。
【3の段】 33、36、39、42、45、48、51、54(60-6)、57(60-3)、63(60+3)、66(60+6)・・・114(120-6)、117(120-3)
【7の段】 77、84(70+14)、91、98、105、112、119、126(140-14)、133(140-7)、147(140+7)、154(140+14)
【11の段】 22、33、44、55、66、77、88、99、110、121(110+11)、132(110+22)・・・198(220-22)、209(220-11)
【13の段】 26、39、52、65、78、91、104(130-26)、117(130-13)、143(130+13)、156(130+26)
【17の段】 34、51、68、85、102、119、136(170-34)、153(170-17)、187(170+17)、204(170+34)
【19の段】 38、57、76、95、114、133、152(190-38)、171(190-19)、209(190+19)、228(190+38)
【難関中学にチャレンジ】
143/234=▢ 答えは 11/18
【ヒント】234は偶数なので、2で割ってから何の倍数になるかを考えましょう。
次回の良問算数【第4回】は、大きい数の割り算と約分です。
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